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非現実の王国で

野田凪の夭折

この日記が止まっている間にアーティストの野田凪が亡くなった。享年34歳。

「可愛さと不気味さ」「少女の残酷性」とかそういったテーマを扱うアーティストは数多いても、どこか滑稽だったりノスタルジックだったり、という統一されたイメージや「エッ?」と注目させるアイディアは彼女独特のものだったと思う。そしてこのテの「グロガーリー」みたいなマイノリティな嗜好とポピュラリティを両立させていた人は他にいなかったと思う。ご冥福をお祈りいたします。

わたしが彼女に出会ったのはこのあたりかな、と思う。同時に彼女の代表作。

同様の手法でこちらは広告。彼女は「広告で作品を作ってもしょうがない、広告として面白いものが作れればそれでいい」と生前インタビューで語っていたらしい。でも広告であれ何であれ彼女の作品はひと目で彼女のものだとわかる「芯」がある。

ついでに。彼女はミシェル・ゴンドリーと同じ映像事務所に所属していた。そのゴンドリーの作品。上二つの野田作品はこのビデオの影響を受けてるっぽい。