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非現実の王国で

私立恵比寿中学 松野莉奈さんのこと

ついに明日*1となりました。とは言え、未だに実感がなく整理もついていないので、この2週間ちょっとの間になんとなく書き溜めていた彼女のエピソードについて、とりあえずまとめてメモしておきたいと思います。

見たり聞いたり読んだりしたことの中で印象に残っていること、感じたことです。できるだけ一次ソースにあたり裏をとっているつもりですが、記憶違いや解釈の違いもあるかも知れません。ソースが思い出せなくてあやふやなところには「?」を付けるようにしています。

  • 小1で母親と友人とその母とで表参道の「こどもの城」に行った帰りにスカウトされスターダストプロモーション入り。当日2回スタダから(別々の人から)スカウトされた。
  • 事務所所属後、映画(「1303室」)、ドラマ(「下北サンデーズ」)、CM(車・女児向けゲーム・ファストフード)などに出演。ドバイで仕事をしたこともあるがハワイに行きたい(行ったことがない)。
  • モデルとして伊勢丹のカタログや「haco.」、「装苑」等々に出ており、「LARME」のレギュラーモデルを務めるなど実績を重ねていた。
  • 半年間にわたり校長に直談判していたあいかと同時にInstagramを開始、流行に敏感でセンスがあってかわいいインスタ。
  • 自分のスタイルブックを出したいという夢は近い夢だったように思う。
  • みにちあベアーズは背が高くなりすぎたため(チアの衣装がサイズアウトしたため)卒業(杏野・安本・鈴木と一緒)、エスカレーター式にエビ中に加入。
  • エビ中メンバーには加入前に演技レッスンで顔見知りだったメンバーもいたが、初めて会った頃は人見知りからか話せず、クールな見た目もあって周囲からは怖い子と思われていた。
  • カホリコ転入時も他のメンバーは2人にすぐに声をかけていたが、莉奈だけなかなかかけられなかった。莉奈と話してほっとしたと歌穂が語っていた。
  • 反面、人見知りが終わって気を許した人には、犬がしっぽふって顔をペロペロするようにベタベタと接していた。安本とは以前2人きりでは会話が続かなかったが、8人体制になってからずっとイチャイチャちゅっちゅの状態だった。
  • エビ中++「エビスハウス」の最後、8人だけでピザを食べながら、「この8人でよかったと思う?」との問いに「おもう!!!」と満面の笑みで真っ先に答えていた。
  • エビ中は楽しい」ととにかく語っていた。それが彼女のすべての原動力だったように思う。
  • 「大人はわかってくれない」などのシリアス系の曲を笑顔でやるか否か問題(校長とかりそめ先生がけんかした件)。莉奈はずっと、おそらくただ楽しくてニコニコしていたと思う。
  • 体が大きくきれいなせいか、ライブで自然と目がいくことが多かった。特に近くで見たとき。
  • 以前は体調不良での欠席もときどきあったが(トリオのユニットの元ネタにもなったデビュー前のインフルエンザ大流行、自身の生誕祭延期、「藤井の7日間戦争」で再インフルエンザなど)、2016年は体調不良でパフォーマンスできるメンバーが6人になったなかで、大きく元気に踊っていて頼もしさを感じていた。
  • 悩みがない。「ポジティブ」というよりは「問題と思っていない」。天賦のものだと思う。3人転校の時期(3Bjrの再編成の時期。前の夏に個人面談があった)や、「中卒/中辛」特典の個人インタビューでも、他のメンバーが現状や課題点などを客観的にふりかえって自覚的に語る深刻な雰囲気のなかでひとりのほほんと話していた(インタビューの文字数も少なかった)。
  • 「見た目は大人、中身は子供」のキャッチフレーズはよくできていて、ルックスやファッションセンスは大人なのに、天真爛漫で無邪気で難しいことはわからなくても、とにかく優しくて素直でみんなに愛される子。
  • 少し抜けているところがあり、移動の際に駅のホームにキャリーケースを忘れて放置したまま歩きだしたり、ツアー先のホテルで財布がないと騒ぎキャリーをひっくり返して探したが結局ベッドの上で見つかったり。
  • 学校では大人しいと話していた。エビ中ではしゃいでいる様子を学校の友達に見せるとしっかりしている(?)と驚かれていた(「エビ中グローバル化計画」DVD特典「エビトーク」より)。
  • 食べるのが大好きで(好きな食べ物は初期はたこ焼き、最近はヤングコーンやカリフラワーなど)食べ物のことになるといつもニコニコ機嫌がよかった。
  • それが高じて(?)罰ゲームの虫などのみんなが逃げ出すようなゲテモノにも抵抗がなく、あいかと二人率先して食べていた。
  • E-Girls藤井萩花さんに憧れていて定期入れや日記に写真をはさんでいた。Flowerのライブに行ったこともある。
  • たー(お父さん)(「たー、あ、たーって言うのはお父さんなんですけど」)はイタリアンのシェフ、ママはパティシエ。一人っ子で3人家族。ママは元古着屋スタッフでヴィンテージのジーンズなどを莉奈に譲っていた。家族との外出や旅行が多く、仲がよく理想的な家庭環境だったように見える。
  • 朝起きれなくて寝ている間にママに朝ごはんを食べさせてもらったりメイクしてもらったりしていた(2015年)。
  • 「犬が欲しい、名前はもう決めてある」と何度か発言していた頃、茶トイプードルを迎え入れた(名前は事前の宣言通り「ジャスミン」通称「ジャシュ」、「莉」の字から)。
  • 初期はMCがうまくできずに泣いてしまうなど、ステージに風が吹けば飛んでしまうのでは?というほどの頼りなさ・不安定さだった。O-EASTでの1stワンマンライブの挨拶ではしっかり両手でマイクを握っていても誰の目にもわかるくらいガタガタとふるえており、考えてきたことも時々飛んだり言い間違えたり。
  • ライブ中は校長がマークして気遣っていたほど、ペース配分が乱れ後半明らかにバテバテのことが多かった。前髪の乱れがひとつのバロメーターだったように感じる。
  • エビ中に入るまで歌を歌ったことがなかった(カラオケにも行ったことがなかった)。
  • 「放課後下駄箱ロッケンロールMX」と「梅」のラップ、当時は早見あかりに憧れていると語っていた。
  • おそらく「せりふ担当」とネガティブには思ってはいなかったと思う。「幸せの貼り紙はいつも背中に」や「面皰」のせりふ。
  • 歌は「Go!Go!Here We Go!ロック・リー」の「努力は裏切らない」パート以降の成長。
  • 「禁断のカルマ」MVあたまの「ライトキエタ!」は莉奈のアドリブ。
  • 「ちちんぷい」の楽しそうな「微レ存パワー」。
  • 「誘惑したいや」の「そして二人でわくわくしてみたい」の笑顔。
  • 8人になっても自己紹介は変えなかったが、「出席番号の歌 その2」ではキーが一オクターブ上がり成長を見せつけた。
  • 8人になったタイミングで規定の髪型をおさげ(もっと前はサイドポニーなど)からハーフアップに変更。当時、三つ編みに封印されていたものが解放されたような感覚だった。
  • それ以前、「自習」真山回で「真山の一番好きな髪型」であるおさげを全員でやったとき、星名に「おさげは恥ずかしい」と言われ「うちいつもやってる!」と憤慨していた。
  • 前山田さんとエビ中との邂逅エピソードは「お疲れ会(早見あかり脱退の中野サンプラザ大会の後)でいきなりエビ中と一緒に座らされて、初めて話したのが莉奈のいいにおいのするえんぴつの話」だった。
  • 2012年文化祭(Zepp Tokyo)のロックリーで忍者に一人ずつ順番に斬られ倒れていく演出で、まだ斬られていないのに前の子につられて倒れる(忍者あわててそれに合わせて刀を振る、職員会議でその映像流される)。
  • ファミえん(1回目?メイキングにあったはず)のリハでフォーメーションを(?)覚えられず泣いてあいかに慰められていた。いつも一生懸命。
  • 「できるかな?」初披露(ツアーファイナル・パシフィコ横浜)ではガチガチで、バックのモニターに歌詞が流れる中本人は歌詞が飛んでしまい、当日その後涙は見せなかったものの少し落ち込んでいるように見えた、当日のブログは写真なしで心配した。
  • 4人ずつ2日にわかれて全員それぞれのソロを披露した東西大学芸会(2014年)では「できるかな?」をセンターステージで完璧に歌い上げリベンジを果たした。
  • 「できるかな?」の歌詞の是非は作詞・作曲の大内正徳さん本人が「重すぎるのでは?」と心配していた(「金八」リリース時のコメント)。
  • 「できるかな?」のウエディングドレスの衣装は「嫁入り前にウエディングドレスを着るとなんとか」のジンクスを避けてか、純白ではなく生成りの生地で制作された(ただしのちに結局「中卒/中辛」のジャケットでメンバー全員白ドレスを着ることに)。
  • 「エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート」で初めての(過去白アリなどあるものの)お芝居の舞台。稽古中にラブリーヨーヨーの加藤雅人さんのノリに触発されてどんどんふざけて盛っていった結果、本人の素に近いノリとなり一皮むけ、演技が絶賛され舞台成功の鍵に。
  • 幕張での初FCイベントで、その場のお客さんのリクエストで(ソロ・ユニット曲含む全持ち曲からリクエスト)あいかソロの「アンタ」を歌いたかったと流し(前山田先生)の役まで一人二役で披露。ただ流しの「今までのツケや」というせりふを「今までのケツや」と言ってしまい本人はじめ全メンバー膝から崩れ落ちて爆笑、安本に「どんだけトイレいきたかったんだよってね」とつっこまれていた。
  • ファミえん'15では冒頭イヤモニのトラブルで音を合わせられなくなってしまったがそれでも数曲やりとげ、最初のMCで袖に引っ込むまで涙を見せなかった。
  • エビ中++」回帰さん卒業回ではきれいな顔をぐちゃぐちゃにして泣いていた*2
  • 「穴空」のなかで好きな曲は「全力☆ランナー」。特に「ふたりで一緒に帰った日、自販機ホットのミルクティー、あたたまるよって君がくれた小さな宝物」のところがキュンキュンすると語っていた。
  • とにかく美人。事務所に所属した小1の頃から圧倒的な透明感があり大人っぽく美人だった。長く美しい髪、白く透き通った肌に色素の薄い瞳。目元から鼻筋もすっと通っていて美しく、笑ったときに少し上くちびるがめくれてきゅっとなるのもかわいかった。背が170センチ近く手足もすらっと長かった。誰よりも細いというわけではないけれど、足も真っ白でまっすぐできれいだった。白くてすべすべして柔らかそうなきれいな肌で、でもなんとなく肌の温度を感じるものだった。
  • 元が美人な子にいうことではないが、とてもフォトジェニックだし化粧映えする子で、表情やポージングがとても上手。努力して研究していたんだと思う。スタイリングのイメージに合わせた表現や自分の魅せ方などの勘の良さは天性のものがあったかもしれない。
  • 理屈で理解するというより、楽しいときは本能的に笑い喜び、悲しんで弱っているものに本能的に寄り添い共感する子だと思う。

*1:私立恵比寿中学オフィシャルサイト|お知らせ ※追記 リンク切れのため追記。「送る会」のことでした。

*2:漫画「こどものおもちゃ」で紗南が産みの母と異父妹と遊園地に行ったとき、羽山に「あいつは演技ならもっとうまく泣くよ」と言われていたシーンがあったのを思い出した。